結婚式で両家の服装がバラバラでも大丈夫?格合わせの基本マナー

結婚式場のチャペル 結婚式の服装・マナー

結婚式の服装選びで、両家のバランスをどう整えればいいのか悩んでいませんか?

「義両親は和装にしたいと言っているけど、うちの両親は洋装希望で…これって合わせなきゃいけないの?」という声は、結婚準備中のカップルからよく聞かれます。私自身も式の準備中に同じ不安を抱えた一人です。

両家の服装がバラバラでも実は問題ないことがほとんどですが、ひとつだけ守らなければならない大切なルールがあります。それを理解しておくだけで、服装のトラブルをぐっと減らすことができます。

この記事では、両家の服装に関する基本マナーから、父親・母親それぞれの具体的な服装の選び方、両家のバランスをどう整えるかの実践的な調整方法まで、まとめてお伝えします。式場探し・衣装選びの経験をもとに、できるだけ分かりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

  1. 【結論】結婚式で両家の服装がバラバラでも基本的にOK!ただし「格」を揃えることが大前提
  2. 結婚式における両家の服装マナーの基本
    1. 両家で「格」を揃えることが最重要
    2. 新郎新婦の衣装に合わせた格を選ぶ
    3. ゲストよりも格上の服装を選ぶ
    4. 会場・式のスタイルに合わせる
    5. 和装・洋装が混在しても同格なら問題なし
  3. 両家の服装がバラバラになるケースと対処法
    1. 片方が和装・片方が洋装になる場合
    2. 格に差が出てしまいそうな場合の調整方法
    3. 親族のみの少人数・カジュアルな結婚式の場合
    4. リゾートウェディング(ハワイ・沖縄)の場合
    5. 神前式・教会式・人前式など式の形式別の注意点
  4. 【父親】結婚式の服装の選び方
    1. 洋装の正礼装:モーニングコート
    2. 和装の正礼装:五つ紋付羽織袴
    3. カジュアルウェディングにはディレクターズスーツ・紋付袴も
  5. 【母親】結婚式の服装の選び方
    1. 和装の正礼装:黒留袖
    2. 洋装の正礼装:アフタヌーンドレス(マザードレス)
    3. 黒留袖とマザードレスの違いと選び方
    4. カジュアルウェディングには色留袖・アンサンブルも選択肢
    5. 洋装を選ぶ際のドレスの色・素材・露出マナー
    6. 小物・アクセサリー・靴の選び方
  6. 両家の服装バランスを整えるための事前リサーチと調整術
    1. 新郎新婦が主導して早めに相談を進める
    2. 相手方の意向を確認する際のポイント
    3. レンタルを活用して両家の統一感を出す方法
    4. カラーを揃えることで統一感をアップさせる方法
  7. 両家の服装に関するよくある疑問Q&A
    1. Q. 両家の服装がバラバラでも本当に大丈夫?
    2. Q. 片方が黒留袖でもう片方がマザードレスでも問題ない?
    3. Q. 夏の結婚式でもモーニングコートや黒留袖を着るべき?
    4. Q. 父親はビジネススーツでも大丈夫?
    5. Q. 母親の洋装は黒以外でも良い?
    6. Q. 服装の準備はいつ頃から始めるべき?
    7. Q. レンタルの場合の費用相場はどのくらい?
  8. まとめ:両家の服装は「格を合わせる」意識が大切

【結論】結婚式で両家の服装がバラバラでも基本的にOK!ただし「格」を揃えることが大前提

結婚式で両家の服装が異なっていても、マナー上は基本的に問題ありません。片方が和装、もう片方が洋装という組み合わせは、現代の結婚式ではごく一般的な光景です。

ただし、一点だけ絶対に押さえておきたいのが「格(かく)を揃える」という考え方です。服装の種類が違っても、格のレベルが同じであれば失礼にはあたりません。逆に、同じ和装や洋装であっても格がバラバラだと、写真に残ったときにちぐはぐな印象を与えてしまうことがあります。

「バラバラでもOKかどうか」ではなく「格が揃っているかどうか」を判断基準にする、これが両家の服装選びの大原則です。

この後の章では、その「格」の具体的な考え方や、父親・母親それぞれの服装の選び方を詳しく解説していきます。

結婚式における両家の服装マナーの基本

両家で「格」を揃えることが最重要

服装の「格」とは、フォーマル度のレベルのことです。結婚式の服装は大きく「正礼装」「準礼装」「略礼装」の3段階に分けられており、この格が両家でそろっていることが最も重要なポイントになります。

格のレベル 和装(女性) 和装(男性) 洋装(女性) 洋装(男性)
正礼装 黒留袖・五つ紋色留袖 五つ紋付羽織袴 アフタヌーンドレス・イブニングドレス モーニングコート・燕尾服
準礼装 三つ紋・一つ紋色留袖・振袖 三つ紋羽織袴 カラードレス・セミフォーマルドレス ディレクターズスーツ・タキシード
略礼装 訪問着・付け下げ 一つ紋羽織袴・紋付き袴 パーティドレス・スマートカジュアルドレス ダークスーツ

例えば、父親の一方がモーニングコート(正礼装)で、もう一方が五つ紋付羽織袴(正礼装)であれば、スタイルは違っても格は同じなので問題ありません。一方、片方がモーニングコートなのにもう片方がビジネススーツ(略礼装以下)だと、格の差が生じてしまいます。

格の差が出やすいのは「父親同士」のケースです。母親は黒留袖やマザードレスを選ぶ方が多いため比較的そろいやすいのですが、父親は「スーツで良いのでは」と軽く考えてしまうケースが多く、注意が必要です。

格を揃えることは、式の格式を保つためだけでなく、両家への敬意を示すためでもあります。「うちはカジュアルでいいから」という一方的な判断は、相手方の両親に対して失礼にあたることもありますので、必ず両家で事前に話し合いましょう。

新郎新婦の衣装に合わせた格を選ぶ

両家の服装の格を決める際の基準になるのが、新郎新婦の衣装です。一般的に、親族はメインである新郎新婦の衣装と「同格か、それに準じた格」の服装を選ぶのが基本的なマナーとされています。

新郎新婦が白無垢や色打掛などの正礼装を選ぶ神前式であれば、両家の親も正礼装(黒留袖・モーニングコートなど)が適切です。新郎新婦がウェディングドレスとタキシードであれば、正礼装または準礼装を選ぶのが自然な流れといえます。

カジュアルなレストランウェディングや少人数の食事会スタイルの結婚式であれば、準礼装や略礼装に合わせてもよいでしょう。大切なのは「新郎新婦より格が低くならないようにすること」と「新郎新婦より格が高くなりすぎないようにすること」の両方を意識することです。

ゲストよりも格上の服装を選ぶ

両家の親族は、一般ゲストよりも格上の服装を選ぶことが基本とされています。これは結婚式において「ホスト側」にあたるのが両家の親だからです。

一般ゲストが準礼装(ドレスやスーツ)で参加することが多い中、両親が略礼装のダークスーツや訪問着だと、見た目のバランスが逆転してしまいます。写真に残ることを考えると、格上の服装を意識することは見た目の美しさにもつながります。

「ゲストよりも格上」という意識を持っていれば、服装選びで大きく外すことは少なくなります。

会場・式のスタイルに合わせる

服装の格は、結婚式の会場や式のスタイルによっても変わってきます。格式高い神社やホテルでの挙式なのか、リゾートや外のガーデンウェディングなのかによって、ふさわしい服装のレベルが異なります。

ホテルウェディングや格式ある結婚式場では正礼装が求められることが多く、ゲストハウスやレストランウェディングでは準礼装・略礼装でも対応できることがあります。式場のコーディネーターに「どのくらいの格の服装が一般的ですか?」と確認しておくと安心です。

和装・洋装が混在しても同格なら問題なし

先述のとおり、片方が和装でもう片方が洋装という組み合わせは、現代の結婚式ではごく普通のことです。大切なのはスタイルではなく格のバランスです。

黒留袖(正礼装)とモーニングコート(正礼装)の組み合わせはよく見られますし、黒留袖(正礼装)とアフタヌーンドレス(正礼装)の組み合わせも問題ありません。和装・洋装が入り混じっていても、格が揃っていれば全体として統一感のある印象になります。

両家の服装がバラバラになるケースと対処法

片方が和装・片方が洋装になる場合

両家の意向が食い違うケースとして最も多いのが、和洋の違いです。義両親はぜひ和装でという希望がある一方、自分の親は洋装が着慣れていて動きやすいという場合、どちらの希望も大切にしながら格だけを揃えるようにしましょう。

具体的には、義母が黒留袖(正礼装・和装)で、実母がマザードレス(正礼装・洋装)という組み合わせはよくあるパターンです。格が正礼装同士でそろっていれば、スタイルの違いは問題になりません。

結婚式の写真を見返したときにちぐはぐに見えるのは、和洋の違いではなく格の差が原因であることがほとんどです。

格に差が出てしまいそうな場合の調整方法

格の差が生じそうな場合の解決策として、いくつかのアプローチが考えられます。

  • 格が低い方に合わせるのではなく、格が高い方に合わせる(全員が正礼装になるようにする)
  • 両家間で事前に服装の方向性を共有し、コーディネーターに相談して適切なレベルを確認する
  • レンタルを活用して、格のある衣装を費用を抑えて用意する

「相手方のご両親に気を遣って何も言えない」という場合は、新郎新婦から「式場からこのような服装でお越しいただくようにとのアドバイスをもらいました」という形で自然に伝えると、角を立てずにすみます。式場のコーディネーターを間に立てることで、両家への連絡がスムーズになることも多いです。

親族のみの少人数・カジュアルな結婚式の場合

近年増えている少人数結婚式や家族だけのアットホームな食事会スタイルの場合は、正礼装に縛られず準礼装や略礼装でも問題がないことがあります。ただしこの場合も、両家の格を揃えることは変わりません。

少人数でカジュアルな結婚式だからといって、服装を個々の判断で決めてしまうと格の差が生じやすくなります。事前に方向性を決めておくことが大切です。

リゾートウェディング(ハワイ・沖縄)の場合

ハワイや沖縄でのリゾートウェディングでは、屋外の式が多く、服装の雰囲気も一般的な披露宴とは異なります。和装のフォーマルドレスは現地の気候や会場の雰囲気に合わないこともあるため、軽めの準礼装(ドレスやジャケットスタイル)が選ばれることも多いです。

現地での挙式のみ行い、帰国後に披露パーティを開くカップルも多いので、それぞれの場に合った服装を両家で確認しながら選ぶようにしましょう。

神前式・教会式・人前式など式の形式別の注意点

式の形式によって、服装の選び方にも違いがあります。

式の形式 雰囲気・特徴 両家に適した服装の目安
神前式 格式が高く厳かな雰囲気 正礼装(黒留袖・モーニングコート)が基本
教会式(キリスト教式) フォーマルな雰囲気 正礼装〜準礼装(マザードレス・タキシードなど)
人前式 自由度が高い 準礼装で問題なし。会場の格式に合わせて判断
少人数・食事会スタイル アットホームな雰囲気 略礼装でも可。事前に両家で方向性を統一する

神前式は特に格式を重んじる式の形式なので、両家ともに正礼装を選ぶことが一般的です。教会式は洋装の正礼装・準礼装がよく合い、人前式は比較的自由度があります。どの形式であっても、式場のコーディネーターに確認しておくと安心です。

【父親】結婚式の服装の選び方

洋装の正礼装:モーニングコート

父親の洋装正礼装として代表的なのがモーニングコートです。黒またはチャコールグレーのジャケットと縞柄のズボン(スラックス)の組み合わせが基本で、昼間の結婚式で着用するフォーマルウェアです。

ベストはシルバーグレーかチャコールグレーが一般的で、ネクタイはシルバーやグレー系のものを選ぶのが主流です。シャツは白のウィングカラーシャツが正式とされていますが、スプレッドカラーのシャツを合わせるケースも増えています。

モーニングコートは購入するよりレンタルの方が費用を抑えやすく、式場や貸衣装店での取り扱いが豊富です。相場は1〜3万円程度で借りられることが多く、着付けサポートがある式場も多いため、初めて着用する方でも安心です。

和装の正礼装:五つ紋付羽織袴

父親の和装正礼装は五つ紋付羽織袴(いつつもんつきはおりはかま)です。家紋が五つ入った黒の羽織と袴のセットで、和装の中で最も格式が高い装いとされています。

袴は仙台平(せんだいひら)の縞袴が正式とされており、草履と白足袋を合わせます。和装に不慣れな方でも、レンタルと着付けをセットで利用することで安心して準備できます。

五つ紋付羽織袴は「黒」が正礼装の基本です。グレーや紺の羽織袴は準礼装にあたるため、格を合わせる際に注意が必要です。

カジュアルウェディングにはディレクターズスーツ・紋付袴も

少人数の結婚式やカジュアルなパーティスタイルの場合、父親の服装として準礼装であるディレクターズスーツや三つ紋・一つ紋の紋付袴も選択肢になります。

ディレクターズスーツは、モーニングコートに似たシルエットですが、よりビジネス寄りのデザインで着こなしやすいのが特徴です。披露宴のみでカジュアルな会場であれば、ダークスーツでも問題ないケースもありますが、事前にコーディネーターに確認することをおすすめします。

【母親】結婚式の服装の選び方

和装の正礼装:黒留袖

母親の和装正礼装として最も格式が高いのが黒留袖です。結婚式において既婚女性が着用する最上格の和服で、裾のみに模様が入っているのが特徴です。背中・両袖・両胸の五カ所に家紋が入った「五つ紋」が正式で、白の比翼仕立てになっています。

帯は袋帯(ふくろおび)を二重太鼓で結び、草履・バッグ・帯揚げ・帯締めなどすべてを白または金銀系でまとめるのが正式なスタイルです。草履のかかとは高いほど格が高いとされており、礼装用のものを選びましょう。

洋装の正礼装:アフタヌーンドレス(マザードレス)

洋装の正礼装として母親に選ばれるのが、アフタヌーンドレスやマザードレスと呼ばれるフォーマルドレスです。昼間の結婚式ではロングドレスまたはミモレ丈のドレスが一般的で、肌の露出は少なめのものが礼儀にかなっています。

夜の披露宴やパーティが中心となる場合はイブニングドレスも選択肢に入りますが、昼間の式ではアフタヌーンドレスが適切とされています。色は黒・ネイビー・グレー・シャンパンゴールドなどが人気で、上品な印象をまとめやすい色味です。

黒留袖とマザードレスの違いと選び方

黒留袖とマザードレスはどちらも母親の正礼装として同格ですが、それぞれの特徴があります。

項目 黒留袖 マザードレス(アフタヌーンドレス)
正礼装(和装最上格) 正礼装(洋装)
着付け 着付けが必要(美容師・着付け師に依頼) 自分で着用可能
動きやすさ 制限がある(トイレなど注意が必要) 比較的動きやすい
費用(レンタル) 1.5〜5万円程度 1〜4万円程度
写真の印象 格調が高く華やか スタイリッシュでモダンな印象

どちらを選ぶかは、着慣れているかどうか、当日の体の動きやすさ、式場の雰囲気などを踏まえて決めると後悔が少ないでしょう。和装に不慣れな方が当日着崩れを心配しながら過ごすよりも、洋装でリラックスして参加できる方が親子にとっても安心です。

「黒留袖かマザードレスか迷っている」という方は、式場のドレスサロンやコーディネーターに相談すると、会場の雰囲気に合ったアドバイスをもらえることが多いです。

カジュアルウェディングには色留袖・アンサンブルも選択肢

少人数や食事会スタイルの結婚式では、黒留袖やアフタヌーンドレスにこだわらず、準礼装の選択肢も広がります。和装であれば三つ紋または一つ紋の色留袖、洋装であればジャケットとスカートのアンサンブルスタイルも、品のある準礼装として選ばれています。

色留袖は黒留袖に比べて華やかさがあり、近年人気が高まっています。アンサンブルはコーディネートのしやすさと動きやすさが魅力で、年代を問わず選ばれることが増えています。

色留袖は紋の数によって格が変わります。五つ紋であれば黒留袖と同格の正礼装になり、三つ紋・一つ紋になると準礼装に該当します。購入・レンタルの際は紋の数を必ず確認しましょう。

洋装を選ぶ際のドレスの色・素材・露出マナー

母親が洋装を選ぶ際に気をつけたいポイントがいくつかあります。まず色については、白やオフホワイトは新婦の色とされるため避けるのが基本です。また、全身が黒のみのドレスは喪服を連想させる場合があるため、黒を選ぶ際はアクセサリーや小物で華やかさを添えましょう。

露出については、ノースリーブや肩が大きく開いたデザインは昼間の式にはあまり適していません。ボレロやジャケット、ストールを合わせることで礼装としての品格を保てます。素材は光沢のあるシルクやサテン、シフォンなどがフォーマルらしい雰囲気を演出してくれます。

小物・アクセサリー・靴の選び方

母親の装いを完成させるうえで、小物・アクセサリー・靴も重要です。

  • アクセサリー:パールのネックレスとイヤリング(またはピアス)が基本。派手すぎないデザインを選ぶ
  • 靴:肌色またはゴールド・シルバーのヒール付きパンプスがフォーマルに合いやすい。安定感のある太めヒールが長時間でも疲れにくい
  • バッグ:小ぶりのクラッチバッグやミニバッグが礼装には適している。フォーマル対応のものを選ぶ
  • ストッキング:肌色かベージュが基本。柄物や網タイツは避ける

靴のヒール高さについては、長時間立つ場面も多いため、安定感と歩きやすさを重視して選ぶことをおすすめします。見た目の格よりも、当日快適に過ごせることの方が大切です。式前にヒールに慣れておくと安心できます。

両家の服装バランスを整えるための事前リサーチと調整術

新郎新婦が主導して早めに相談を進める

両家の服装バランスを整えるためには、新郎新婦が早めに主導して動くことが重要です。両家の親同士が直接やり取りをすると気を遣いすぎてしまったり、意思疎通がうまくいかなかったりするケースもあります。新郎新婦が窓口になって、双方の意向を確認しながら調整するのがスムーズです。

服装に関する話し合いは、式の6〜8ヶ月前には始めておくのが理想です。レンタルの予約や着付けの手配、試着などを考えると、早めに動くほど選択肢が広がります。

相手方の意向を確認する際のポイント

相手方の両親に服装の意向を確認する際は、こちらの希望を押しつけるのではなく、まず相手の希望を聞くことを意識しましょう。「どのようなお召し物をお考えですか?」と自然に聞いてみることで、相手の負担を減らしながら情報を集められます。

その後、両家の方向性を新郎新婦が把握したうえで「格のバランスをこのように整えたいと思っているのですが、ご意見をいただけますか」という形で提案すると角が立ちにくくなります。

「式場のコーディネーターから、両家の服装の格についてこのようなアドバイスをもらいました」という伝え方をすると、自然に方向をそろえやすいです。

レンタルを活用して両家の統一感を出す方法

同じ式場やレンタル店でまとめて衣装を借りることで、コーディネートのバランスが取りやすくなります。特に式場内のドレスサロンや提携の貸衣装店では、両家まとめての相談が可能な場合もあり、スタッフに「両家の格を揃えたい」と伝えるだけで適切な提案をしてもらえることがほとんどです。

レンタルを利用するメリットは費用の節約だけではありません。着付け・ヘアセット・小物一式がセットになっているプランを活用すれば、当日の準備がスムーズになり、親御さんの負担も軽減されます。

カラーを揃えることで統一感をアップさせる方法

服装の種類(和洋)や格が異なる場合でも、カラーを意識することで全体の統一感を演出できます。例えば、父親2人がともに黒系の衣装を選んだり、母親が2人ともゴールドやシルバーの帯締め・アクセサリーを取り入れたりするだけで、写真での印象がぐっとまとまります。

ウェディングカラー(式全体のテーマカラー)に合わせて小物の色を選ぶ方法もおすすめです。具体的には、式のテーマカラーがホワイト×ゴールドであれば、母親のアクセサリーや帯小物にゴールドを取り入れるだけでも統一感が生まれます。

カラーコーディネートの相談は、ブライダルコーディネーターが最も得意とする分野です。式場の担当者に「両家でカラーを合わせたい」と伝えると具体的なアドバイスをもらえます。

両家の服装に関するよくある疑問Q&A

Q. 両家の服装がバラバラでも本当に大丈夫?

A. 格さえ揃っていれば、和洋の違いや色の違いは基本的に問題ありません。大切なのは「同じ格のフォーマルウェアを選んでいるかどうか」という点です。式場のコーディネーターに確認を取りながら進めると、より安心できます。

Q. 片方が黒留袖でもう片方がマザードレスでも問題ない?

A. 全く問題ありません。黒留袖もマザードレス(アフタヌーンドレス)もどちらも正礼装として同格の扱いです。和洋の組み合わせは現代の結婚式では非常に一般的ですので、写真映えを気にしすぎる必要はありません。

Q. 夏の結婚式でもモーニングコートや黒留袖を着るべき?

A. 夏場でも正礼装が基本ですが、体調に配慮することも大切です。黒留袖であれば夏用の薄手の素材を選ぶ、マザードレスであれば通気性のよい素材を選ぶなど、素材で暑さ対策をしながら格を維持する方法があります。モーニングコートについても夏用の薄手のものをレンタルできる場合があります。無理をして体調を崩すよりも、式場や着付け師に相談しながら対策しましょう。

Q. 父親はビジネススーツでも大丈夫?

A. 一般的な結婚式では、ビジネススーツは略礼装以下の扱いになるため、両親としての服装には不向きとされています。ただし、ごく少人数の家族のみの食事会や、カジュアルなパーティ形式の場合は許容されることもあります。迷った場合は式場に相談し、会場の雰囲気や他のゲストの服装レベルを参考にしましょう。

「ビジネススーツで問題ない」と自己判断するのは避け、必ず事前に確認することをおすすめします。

Q. 母親の洋装は黒以外でも良い?

A. もちろん良いです。ネイビー・ボルドー・シャンパンゴールド・グレーなど、フォーマル感のある色味であれば問題ありません。むしろ、真っ黒のみのドレスは喪服を連想させることがあるため、黒のドレスを選ぶ際はアクセサリーや小物で華やかさをプラスすることをおすすめします。白・オフホワイトは新婦の色とされるため避けましょう。

Q. 服装の準備はいつ頃から始めるべき?

A. 式の6〜8ヶ月前には動き始めるのが理想的です。レンタル衣装は人気のサイズやデザインが早めに埋まってしまうことがあります。特に黒留袖やモーニングコートは、挙式シーズン(春・秋)は予約が集中するため、早めに確保しておくと安心です。試着の時間も含めると、3〜4ヶ月前には仮押さえしておくとよいでしょう。

式の日程が春(4〜5月)や秋(10〜11月)の場合は特に早めの動きが必要です。人気の衣装は半年前でも埋まっていることがあります。

Q. レンタルの場合の費用相場はどのくらい?

衣装の種類 レンタル相場(小物・着付けなし) 着付け・小物込みの相場
モーニングコート 8,000〜2万円程度 1.5〜4万円程度
五つ紋付羽織袴 1〜3万円程度 2〜5万円程度
黒留袖 1.5〜4万円程度 3〜7万円程度
マザードレス 1〜3万円程度 1.5〜4万円程度(着付け不要のため)

費用は式場内の提携店か外部のレンタル店かによっても差があります。式場の提携店はコーディネーターとの連携がスムーズで当日の着付けも安心ですが、費用は外部のレンタル店より高くなることが多いです。費用を抑えたい場合は、式場の外部でレンタルして式場への持ち込みを検討してみる価値があります。ただし、持ち込み料が発生する式場もあるため、事前に確認が必要です。

まとめ:両家の服装は「格を合わせる」意識が大切

両家の服装がバラバラでも、格さえ揃っていれば基本的に問題ありません。和装・洋装の違いや色の違いは、両家の個性として受け入れられる時代になっています。

一番大切なのは「格を揃えること」と「新郎新婦よりも格が低くならないこと」の2点です。この2点を押さえておけば、両家の服装で大きなトラブルが起きることはほとんどありません。

父親の正礼装は洋装ならモーニングコート、和装なら五つ紋付羽織袴が基本です。母親の正礼装は黒留袖またはマザードレスが一般的で、どちらを選んでも同格として扱われます。カジュアルな式の場合は準礼装や略礼装も選択肢になりますが、両家の格を揃えることを忘れないようにしましょう。

服装の準備は式の6〜8ヶ月前から始めると余裕を持って動けます。新郎新婦が主導して両家の意向を早めに確認し、式場のコーディネーターを上手に活用しながら進めることで、両家の服装バランスを自然に整えることができます。費用が気になる場合はレンタルの活用が有効で、小物やカラーをそろえることで統一感をプラスする工夫もおすすめです。

大切な節目の日を、両家が笑顔で迎えられるよう、服装の準備も焦らず丁寧に進めていきましょう。

あかり

結婚式を経験した30代。「理想の式を叶えたいけど費用は抑えたい」という思いから、ブライダルフェアや試食会に10件以上足を運び、式場選びから演出・衣装まで徹底的に調べて式を挙げました。費用と理想のバランスに悩んだ経験をもとに、プロポーズ・婚約・顔合わせ・婚活・結婚式準備まで、同じように悩むカップルに向けてリアルな情報を発信しています。

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