親族のみの結婚式を検討しているけれど、「本当に後悔しないかな?」と不安になっている方は多いのではないでしょうか。
友人を呼ばないことへの罪悪感、地味な式になってしまわないか、費用が意外とかかってしまわないかなど、気になる点は尽きませんよね。
私自身もブライダルフェアに10件以上足を運んで式場を比較した経験があるので、その不安はよく分かります。少人数婚・家族婚を検討しているカップルが「どこで失敗しやすいのか」「どうすれば後悔しないのか」を具体的に知りたいと思うのは当然のことです。
この記事では、親族のみの結婚式で後悔しやすいポイントを7つ挙げながら、それぞれの解決策と費用の目安まで丁寧に解説しています。
先輩カップルのリアルな体験談も交えながら、「自分たちに合った式のかたち」を見つけるためのヒントをお伝えします。読み終えたときには、漠然とした不安が具体的な行動に変わるはずです。
結論:親族のみの結婚式で後悔しないためには事前準備と優先順位の明確化が鍵
親族のみの結婚式を選ぶカップルが増えている理由
ここ数年で、親族のみ・家族だけの少人数婚を選ぶカップルは確実に増えています。コロナ禍をきっかけに「小さくても心のこもった式がしたい」という価値観が広まり、今ではそれがひとつのスタンダードな選択肢として定着してきました。
親族のみの結婚式(家族婚・少人数婚)とは、一般的にゲストが20〜30名以下の規模で行われる結婚式のことを指します。両家の両親・兄弟姉妹・祖父母・おじ・おばなど近しい親族だけを招き、アットホームな雰囲気の中で式を挙げるスタイルです。
選ばれる理由として多く聞かれるのが、「大勢を招待する準備や費用の負担を減らしたい」「ゲスト全員とゆっくり話せる温かい式にしたい」「両親への感謝を伝える場にしたい」といった声です。
特に近年は、派手さよりも「本当に大切な人と過ごす時間の質」を優先する価値観を持つカップルが増えており、親族のみという選択はその思いに応える形として支持されています。
後悔する人・しない人の決定的な違い
同じ「親族のみの結婚式」を挙げても、後悔する人と後悔しない人がいます。この違いはどこにあるのかというと、「事前にどれだけ自分たちの希望と優先順位を整理できたか」に尽きます。
後悔しない人の多くは、「なぜ親族のみにするのか」という理由を自分の言葉で説明できています。費用を抑えたい、準備を楽にしたい、家族中心の温かい式にしたいなど、明確な理由があるからこそ、式の内容や演出を決める際にブレが生じません。
一方、後悔する人に共通しているのは「なんとなく少人数のほうがラクそうだから」という受け身の理由です。具体的なイメージを固めないまま式当日を迎えると、「もっとこうしておけばよかった」という気持ちが残りやすくなります。
親族のみの結婚式で後悔しやすい7つのポイント
後悔① 盛り上がりに欠けて時間を持て余してしまった
親族のみの式で最もよく聞く後悔のひとつが、「想像以上に静かな式になってしまった」というものです。大人数の披露宴には余興やスピーチで場を盛り上げる自然な流れがありますが、少人数の場合はその機会が少なく、食事と歓談だけになりがちです。
特に披露宴の時間が2時間以上ある場合、演出が何もないと後半は間が持たなくなることがあります。食事のペースが早い方が揃っていると、特に顕著です。
対策としては、プロフィールムービーや生い立ちスライドショー、ゲームを交えたクイズ形式のコンテンツなど、少人数でも楽しめる演出をあらかじめ組み込んでおくことが有効です。
後悔② 友人を呼ばなかったことへの罪悪感と寂しさ
式が終わってから「やっぱり友人を招待すればよかった」と感じるケースは少なくありません。特に仲の良い友人や職場の同僚から「なんで呼んでくれなかったの?」と言われたとき、罪悪感と後悔が一気に押し寄せることがあります。
友人を呼ばない場合には、事前に一言「家族だけで小さく挙げるつもりだから」と伝えておくことが人間関係を守る上で大切です。報告が遅れるほど、相手の傷つきも深くなる傾向があります。
また、式後に別途お披露目パーティーを開く方法も有効です。後ほど詳しく触れますが、「友人とも特別な時間を持ちたい」という気持ちがあるなら、最初から両立を視野に入れて計画するのがおすすめです。
後悔③ 演出が少なすぎて地味な式になってしまった
費用を抑えることを優先するあまり、演出をほとんど削ってしまった結果、「普通の食事会みたいになってしまった」と感じる方もいます。結婚式としての特別感が薄れてしまうと、参列したゲストにとっても思い出に残りにくくなります。
演出は「豪華さ」より「ゲストへの心遣い」が大切です。費用をかけなくても感動させる演出は必ずあります。
たとえば、新郎・新婦からの手紙朗読、家族への花束贈呈、フォトラウンドで全員と一緒に写真を撮るコーナーなど、費用をかけずに心に残る時間をつくることはできます。「何もやらない」より「小さくてもやる」ほうが後悔は残りにくいといえます。
後悔④ お色直しをしなかったことへの心残り
費用削減の一環としてお色直しをなしにしたものの、後から「やっぱりカラードレスも着たかった…」と後悔する花嫁は多くいます。ウェディングドレス一着でも十分ではありますが、お色直しには「衣装の見せ場をつくる」という演出効果もあります。
お色直しの費用は式場によって異なりますが、衣裳レンタル代込みで10〜20万円前後が目安となることが多いです。
「費用はかけたくないけど着てみたい」という場合は、色打掛や和装を選ぶと洋装より費用を抑えられる場合もあります。式場での衣装持ち込みも、条件によっては可能ですので、事前に確認してみる価値があります。
後悔⑤ 意外と費用が高くなって驚いた
「少人数だから安くなるはず」と思っていたら、想定より費用が高くなってしまったという声はよく耳にします。人数が減っても、会場費・料理・衣装・写真撮影などの固定費はほとんど変わらないため、1人あたりの単価は大人数婚より高くなることがあります。
「ゲスト一人あたりの費用」ではなく「総額」で予算を組むことが、親族のみの式で費用感を正確に把握するポイントです。
また、「少人数対応プラン」を提供している式場を選ぶことで、コストを適切に抑えやすくなります。費用の詳細については後述しますので、ぜひ参考にしてください。
後悔⑥ テーブル配置や席次が親族間で気まずくなった
親族だけが集まる場とはいえ、両家の雰囲気や関係性が異なることで席次に悩むケースは意外と多いです。特に初対面の親族同士が隣り合わせになった場合、会話が続かず気まずい空気が流れることがあります。
席次は単なる「座る場所」の決定ではなく、両家の関係を円滑にするための重要な演出のひとつです。
テーブルを1つにまとめるラウンドテーブル形式にすると、全員が顔を見ながら話せて自然とコミュニケーションが生まれやすくなります。また、「はじめまして」という方同士の間に話し好きな人を挟む工夫も有効です。
後悔⑦ 式場選びに失敗して理想の雰囲気にならなかった
親族のみの式に対応していない、もしくは少人数での式の経験が少ない式場を選んでしまうと、「なんとなく空間が広すぎて寂しかった」「スタッフが少人数婚に慣れていなかった」という声が上がることがあります。
少人数婚を得意とする式場と、大規模披露宴をメインにしている式場では、雰囲気・プランの充実度・スタッフのサポート力に大きな差があります。
少人数婚に強い式場は、レストランウェディング・ゲストハウス・ホテルの個室プランなどに多く存在します。ブライダルフェアに足を運び、「少人数での実績」や「少人数専用のプランがあるか」を必ず確認することをおすすめします。
親族のみの結婚式で後悔しないための5つの解決策
解決策① 本当に呼びたい人を慎重に選び後悔のないゲスト選定をする
「親族のみ」といっても、どこまでを招待するかで式の雰囲気は大きく変わります。おじ・おばまで呼ぶのか、両親と兄弟だけにするのかによって、人数も費用も変わってきます。
招待する親族の範囲は、両家で事前にすり合わせて決めることが最大のポイントです。どちらかだけがおじ・おばまで呼んで、もう一方は兄弟だけという状況になると、人数の差が気になる場合があります。
「呼ぶか呼ばないか迷う人」については、「迷ったら呼ぶ」という基準を持っておくのも一つの考え方です。招待しなかったことへの後悔より、招待したことへの後悔のほうが少ないケースが多いといわれています。
解決策② 絶対に譲れない希望は妥協せず式に取り入れる
費用を抑えることに集中するあまり、「本当はやりたかったこと」を全部削ってしまうと、あとになって後悔が残ります。まずは「絶対に外せないもの」と「なくてもいいもの」をリストアップして、メリハリをつけることが大切です。
「削っていいもの」と「絶対に残すもの」を決めるために、ふたりで一度ゼロベースで理想の式のイメージを話し合いましょう。
たとえばドレスにこだわりたいなら演出を絞る、逆に豪華な食事にこだわりたいなら衣装は抑えるなど、トレードオフの考え方で優先順位をつけると納得のいく式に近づきます。
解決策③ 少人数向けの演出・余興で盛り上がりを演出する
少人数の式でも、工夫次第で盛り上がる演出はたくさんあります。以下に、特に親族のみの式に向いている演出をまとめました。
- プロフィールムービー・生い立ちスライドショーの上映
- 家族全員参加型のクイズゲーム(ふたりにまつわるクイズなど)
- テーブルフォトラウンド(全員と一緒に写真を撮るコーナー)
- 親への手紙朗読・花束贈呈
- フォトブースの設置(小物を使って自由に写真を撮れるコーナー)
これらはいずれも、業者への依頼費用がほとんどかからないか、比較的低コストで用意できるものです。プロフィールムービーはスマートフォンのアプリでも作れますし、クイズゲームは司会者に進行をお願いするだけで実現できます。
少人数の式だからこそ、全員参加型の演出が活きやすいという利点があります。大人数では難しい「ゲスト全員が主役になれる演出」を意識すると、式全体の満足度が高まります。
解決策④ 事前に予算を決めて優先順位を明確にする
費用面での後悔を防ぐには、「総額の上限」を最初に決めることが欠かせません。その上で、費用の配分を項目ごとに考えます。
| 項目 | 費用感の目安 | 節約のポイント |
|---|---|---|
| 会場費・料理 | 全体の40〜50% | 少人数プランのある式場を選ぶ |
| 衣装 | 全体の20〜30% | 持ち込みや和装で抑える |
| 写真・映像 | 全体の10〜15% | 外部カメラマンの持ち込みを検討 |
| 装花・装飾 | 全体の5〜10% | シーズンの花・DIYを活用 |
| 引き出物・席札など | 全体の5〜10% | カタログギフトやお菓子で簡素化 |
この表はあくまで目安ですが、どの項目にどれだけ使えるかをあらかじめ把握しておくと、式場との打ち合わせでも迷わなくなります。
費用の配分は「自分たちが何を一番大切にしたいか」によって変わります。たとえば「写真はしっかり残したい」という場合は、装花を抑えて写真・映像の予算を手厚くするといった調整ができます。事前に「何に一番お金をかけたいか」を話し合っておくことで、打ち合わせ時の判断が格段にスムーズになります。
解決策⑤ 少人数婚に対応した式場を徹底的に比較して選ぶ
式場選びの段階で少人数婚への対応力を確認することが、後悔を防ぐ最大の防御策といえます。見学の際には必ず「少人数の実績はあるか」「少人数専用プランはあるか」「最小催行人数は何名か」を確認しましょう。
ブライダルフェアは必ず複数件(最低でも3件以上)参加して比較することをおすすめします。1件だけで決めてしまうと、比較対象がなく「本当にここでよかったのか」という不安が残りやすくなります。
レストランウェディングやゲストハウス、ホテルの個室プランなど、少人数婚に特化した会場は近年増えています。インターネットの口コミや「少人数婚 式場」などのキーワードで検索しながら候補を広げてみてください。
親族のみの結婚式のメリットと向いている人の特徴
アットホームな雰囲気でゲストとゆっくり話せる
大人数の披露宴では、ゲスト全員と話すことは現実的に難しく、特に新郎・新婦は式の進行に追われて十分な会話ができないことも少なくありません。一方、親族のみの式では全員の顔が見える距離感の中で、一人ひとりとゆっくり言葉を交わす時間がつくれます。
「一人あたりと話せる時間が多い」という点は、少人数婚の最大のメリットのひとつです。特に日ごろなかなか会えない祖父母や遠方の親族に、しっかりと感謝を伝えたい場合には、少人数婚の空間は最適といえます。
準備の負担が少なく短期間でも挙式しやすい
大人数の披露宴では、招待状の発送・席次の調整・引き出物の準備・余興の手配など、やることが非常に多くなります。親族のみの式なら、これらの作業が大幅に減るため、準備期間が短くても十分間に合わせやすくなります。
「急いで式を挙げたい」「準備に割ける時間が少ない」というカップルにとって、少人数婚の準備負担の少なさは大きなメリットです。
実際に3〜4ヶ月という短期間で式を挙げたカップルからも「親族のみだったから間に合った」という声が多く聞かれます。
費用を比較的抑えやすい
招待するゲストの数が少ない分、食事・引き出物・席次表などの費用は当然少なくなります。総額として大人数婚より費用を抑えられる可能性は高いといえます。ただし前述のとおり、会場費や衣装などの固定費は変わらないため、「極端に安い」とは限りません。
少人数婚で費用を抑えるには、固定費が低い式場選びと、プランの内容を丁寧に比較することが重要です。
親族のみの結婚式が向いている人・向いていない人の見分け方
どんな人に向いているかを整理すると、判断がしやすくなります。
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 家族への感謝を伝える場にしたい人 | 友人とのお祝いの場も大切にしたい人 |
| 準備の負担を減らしたい人 | 賑やかで大勢に祝福されたい人 |
| アットホームな雰囲気を大切にしたい人 | 演出や余興を盛大にしたい人 |
| 費用全体を抑えたい人 | 社会的なお披露目の場も兼ねたい人 |
| 短期間での挙式を考えている人 | 友人に結婚を正式に報告したい人 |
「向いている人」に3つ以上当てはまるなら、親族のみの式は自分たちにフィットしている可能性が高いといえます。「向いていない人」の項目が気になるなら、後述するお披露目パーティーとの組み合わせを検討するのがおすすめです。
親族のみの式と友人向けパーティーを組み合わせることで、どちらの気持ちも大切にしながら後悔を最小限に抑えることができます。「どちらかを完全に諦める必要はない」と考えておくと、気持ちが楽になるかもしれません。
親族のみの結婚式にかかる費用相場と節約のコツ
ゲスト人数別(10人・20人・30人)の費用目安
親族のみの結婚式にかかる費用は、人数・式場の種類・プランの内容によって大きく異なります。以下はあくまでも目安ですが、参考にしてください。
| ゲスト人数 | 費用の目安(総額) | 1人あたりの単価感 |
|---|---|---|
| 約10人(両親・兄弟のみ) | 80〜150万円程度 | 8〜15万円/人 |
| 約20人(近しい親族まで) | 120〜200万円程度 | 6〜10万円/人 |
| 約30人(おじ・おばまで) | 150〜250万円程度 | 5〜8万円/人 |
この数字を見て「意外と高い」と感じた方もいるかもしれません。人数が少ないからといって費用が劇的に下がるわけではないのは、会場費・司会費・衣装費・装花代などが人数に関係なく発生するためです。
人数が10人を下回るような超少人数の場合、会場によっては「最小人数の設定」があり、それを下回ると割増料金が発生することもあります。見積もりを取る際には必ず「最小催行人数」と「人数が少ない場合の追加費用」を確認してください。
なお、挙式のみ(食事なし)であれば費用は大幅に下がります。挙式のみの場合は30〜70万円程度で済むケースもあり、食事会は別の場所で行うという選択肢もあります。
費用が意外と高くなる原因と注意点
「思ったより高くなった」という体験談の背景には、いくつかの共通したパターンがあります。
- 会場の料理グレードをアップグレードしたら一気に費用が上がった
- 装花・装飾を追加するたびに費用が積み上がった
- 衣装の持ち込みに高額な持ち込み料がかかった
- 写真・映像のオプションを当日に追加した
- 招待状・席次表・席札などの印刷物を式場に依頼した
これらは「1つひとつは小さな金額」に見えるものが、積み重なって総額を押し上げるパターンです。打ち合わせのたびにオプションを勧められることもありますが、「今決める必要があるか」を冷静に判断しながら進めることが大切です。
見積もりは「最初の提示額」ではなく「最終的な支払い総額」で判断することが鉄則です。後から追加費用が発生しないかを、打ち合わせの段階でしっかり確認しておきましょう。
披露宴なし・演出なし・招待状なしで費用を削減する方法
費用を大幅に削減したい場合、以下のような選択肢があります。
「披露宴なし」にすることで、料理・会場使用料などが一気に抑えられます。挙式後にレストランで食事会を開くというスタイルであれば、式場への支払いを最低限にできます。
「演出なし」にすると、ムービー制作費・余興関連の費用がかかりません。ただし前述のとおり、演出ゼロは後悔につながりやすいため、手づくりや無料のツールで補うのが賢明です。
招待状をペーパーレスにすることで、印刷・郵送費用の削減が可能です。電子招待状サービスは無料〜数千円程度で利用でき、LINEやメールでの案内と組み合わせれば十分対応できます。
平日・オフシーズン活用や値引き交渉で賢く節約するコツ
式場費用を抑えるための有効な手段として、日程の選び方があります。土日・祝日・友引・春秋のシーズンは需要が高く費用が上がりますが、平日や真夏・真冬のオフシーズンは割引が効くことが多いです。
友引・仏滅・平日などは式場側も割引を提示しやすいため、日程に柔軟性があるカップルは積極的に交渉してみる価値があります。
値引き交渉は「検討中の他の式場と比較している」という事実を伝えるだけでも効果的です。また、ブライダルフェア参加者向けの特別割引や、見学当日に契約すると得られるキャンペーンもありますが、焦って即決するのは禁物です。複数の式場を比較した上で、納得して交渉に臨みましょう。
先輩カップルの体験談:親族のみの結婚式のリアルな声
体験談① 家族だけで挙げて本当によかった!後悔ゼロの成功例
「最初は友人を呼ばないことに不安がありましたが、式当日は両家の家族全員の顔が見えて、本当に温かい時間になりました。父が泣いてくれているのを見て、この選択をして正解だったと心から思えました。友人には後日ランチでご報告しましたが、みんなが喜んで祝福してくれて、それも幸せな記憶になっています」(30代女性・レストランウェディング)
このケースのポイントは、「友人への報告を式後にきちんと行った」という点です。友人を式に呼ばないことへの後ろめたさは、事後のコミュニケーションで大きく解消できるといえます。
体験談② 友人を呼ばなかったことを今でも後悔している
「夫が友人をあまり呼びたくないというタイプで、そのまま家族だけで挙式しました。でも私は仲の良い友人が多く、呼ばなかったことを今でも少し後悔しています。式が終わってから友人に話したら、『なんで呼んでくれなかったの』と言われてしまって…。最初からパーティーと組み合わせる案を提案すべきでした」(30代女性・ホテル挙式)
ふたりの意見が異なる場合は、どちらか一方が我慢する形で決めず、両方の希望を叶える方法を一緒に探すことが大切です。このケースのように、後から後悔が残る場合は、意思決定のプロセスに原因があることが多いといえます。
体験談③ 費用と演出の失敗で式全体が地味になってしまった
「費用を抑えることを優先しすぎて、演出も装花も最小限にしました。式自体は無事に終わったのですが、写真を見返すとどこか寂しい印象で、親族からも『地味だったね』と言われてしまいました。衣装は気に入ったものを選べたのが唯一の救いです。演出だけでも、せめて何かひとつやっておけばよかったと思います」(20代女性・ゲストハウス)
「費用を削ること」を目的にしてしまうと、本来の目的である「最高の記念日を過ごすこと」が失われてしまいます。節約は手段であり、目的ではありません。
体験談④ 親族のみでも工夫次第で感動的な式になった
「プロフィールムービーを自分で作って、クイズ形式で私たちのなれそめを紹介しました。祖父母が答えてくれて、みんなで笑ったあの時間が忘れられません。家族への手紙も読んで、母も義母も泣いてくれました。少人数だからこそ全員と向き合えた式でした。次に生まれ変わっても、絶対同じスタイルで挙げます」(30代女性・レストランウェディング)
この体験談は、少人数婚の本質をよく表しています。「演出の豪華さ」より「全員が関わる時間」を意識して組み立てたことが、感動につながっています。少人数だからできる演出を考える発想の転換が、式の満足度を大きく変えるといえます。
親族のみの結婚式に関するよくある質問
初めて会う親族同士が気まずくならないようにするには?
親族のみの式で気になる点として多いのが、「初対面の両家親族同士の空気感」です。特に両家の家風や年齢層が異なる場合、会話が生まれにくくなることがあります。
対策として効果的なのは、まずプロフィール紹介などで「ふたりを通じた共通の話題」をつくることです。また、司会者を立てることで場のナビゲートをしてもらえるため、気まずい沈黙が生まれにくくなります。
少人数婚でも司会者を立てることは、式全体の進行を整える上で非常に効果的です。プロの司会者に依頼するのが理想ですが、費用を抑えたい場合は家族や友人に頼むことも選択肢のひとつです。
司会・祝辞・スピーチ・引き出物・招待状は必要?
「必要か不要か」という問いに対しては、「必ずしも全部必要ではないが、あったほうが式らしくなる」というのが正直なところです。以下の表で整理してみます。
| 項目 | 必要性の目安 | 省略する場合の注意 |
|---|---|---|
| 司会 | あると進行がスムーズ | 進行が止まりやすいので事前リハーサルを |
| 祝辞・スピーチ | 1〜2名お願いするのが一般的 | なしにする場合は新郎・新婦の挨拶を丁寧に |
| 引き出物 | 一般的には用意する | 簡略化・省略もカジュアルな式なら可 |
| 招待状 | 正式な場では用意するのが礼儀 | 電子招待状・口頭連絡でも親族間なら許容される場合も |
引き出物については、「カタログギフト1点」「焼き菓子などのお菓子」でシンプルにまとめるカップルも増えています。少人数だからこそ「全員に同じものを贈る」という統一感は保ちやすいといえます。
招待状も、親族間であれば電話や口頭での案内+電子案内状の組み合わせで済ませているカップルも多くいます。ただし、祖父母や年配の方への連絡はペーパーの招待状のほうが喜ばれる場合もあるため、相手に合わせた配慮が必要です。
後から友人向けのお披露目パーティーを開くのはアリ?
後日、友人向けのお披露目パーティーを別に開くのは、非常に有効な選択肢です。「1.5次会」や「結婚報告パーティー」と呼ばれるスタイルで、レストランや会費制パーティー形式で開催するカップルも増えています。
お披露目パーティーを計画に組み込む場合は、式の前から友人に「後でゆっくり報告するね」と伝えておくと、友人関係のトラブルを防ぎやすくなります。
費用面でも、式とは切り離してパーティーの会費で賄えることが多いため、両方やっても総費用が膨らみにくいのがメリットです。「式は家族と、お祝いの場は友人と」という使い分けは、両方の大切な関係を守るための賢い方法といえます。
まとめ:親族のみの結婚式で後悔しないために大切なこと
親族のみの結婚式は、アットホームな雰囲気で家族と向き合える特別なスタイルです。一方で、準備の仕方によっては「地味になってしまった」「友人を呼ばなかった罪悪感が残った」という後悔が生まれることもあります。
後悔を防ぐためにもっとも重要なのは、「なぜ親族のみにするのか」を自分たちの言葉でしっかり持っておくことです。理由が明確であれば、式の内容や演出を決める際の軸が生まれ、迷いが減ります。
演出については「なし」ではなく「小さくてもある」を意識すること、費用については「総額」で管理することが基本です。また、友人への気遣いとしては、事前の一言連絡と式後のお披露目パーティーを組み合わせることで、後悔の多くは防ぐことができます。
式場選びでは少人数婚の実績がある会場を複数比較すること、そして「削っていいもの」と「絶対に残すもの」の優先順位をふたりで話し合うことが、納得のいく式づくりへの近道です。
あなたたちらしい、温かい式を実現できるよう、この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。


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